2011年7月末に退職しました。
直接ご報告出来た方、メールなどでご報告出来た方、連絡がまだ出来ていない方などなど様々ですが、7月末に2年4ヶ月勤めた会社を退職致しました。ご連絡出来ていなかった方は、連絡遅れてしまい申し訳ありませんでした。7月中旬の有給取得期間中から既に新しい職場での仕事を進めていますのでその意味では大きな変化は無く8月1日を迎えました。(もうすぐ3日になろうとしています、こういうのを遅れて書くのはカッコ悪い。。)
以下とても長くなりますが木下の顔を覚えて頂いている方にはぜひ読んで頂きたく思っております。
■これまでのこと
サラリーマンの立場で会社に迷惑をかけれませんので、ブログなどには社名など一切記載してはおりませんでしたが2年4ヶ月ベンチャーキャピタルにて投資担当として働かせて頂きました。
前職の間は約20社の投資先の会社様を担当しその会社のバリューアップ・売却、またその他新規の投資先探しなどがメインの仕事をしていましたが、僕が至らないばかりにご迷惑をかけた会社様ばかりでした。
僕の担当先では上場企業に株式を売却した例、上場企業との資本提携をした例など自分が主体的に作れたディールばかりではないですが、2年4ヶ月の短い期間内の間にめまぐるしい変革の中に体をおけました。
また、投資先に自分が見込客を紹介して数千万円の開発案件を作れた例もありましたので、そういった点では微力なれどアカウントを創り、事業推進のきっかけ作りは出来たようにも思っております。
■今後のこと
これから最低でも向こう一年は独立系ベンチャーキャピタルファンドにて設立出資なども睨んだ新しいプロジェクトをメイン業務として関わって参ります。
広い意味では同業になりますが、
・インターネット企業に特化
・より早いステージから経営者と一緒に事業を創っていく
・4人の共同代表+僕という少人数の体制
というところが大きく変わると考えてます。ただ、この環境を活かすも殺すも僕次第だと思っていますので、思いっきりやって、今まで以上に力を付けたいと考えています。
「会社を辞める」というのはそんなに多い経験では無いかと思うので、備忘録として今の気持ちの中から思い立ったところを書き連ねたいと思います。
■なぜ前の会社を辞めたのか
理由は2つ
①スタートアップバブルであるこの時代に、より早いステージから関わることにより力を付けたい
これは前職にて多くの会社のファイナンスを見てきて、挑戦しないことにリスクを感じた。これがキッカケです。スタートアップのより早いステージから起業家と共に汗をかいてチャレンジする。この経験を積んだかどうかがとても大事と思っています。なので、今後はよりスタートアップに近い会社の創業に関わって行きたいと考えています。
②僕が独立してやっていけることを証明出来たらほとんどのサラリーマンは起業しても成功すると言えると思った。
これからの生活は完全な独立では無いですが、自分の付加価値が無ければ存在意義が無い環境です。また数年内に個人運営のベンチャーキャピタルファンドを持ちたいと考えています。
僕は特に前職で目立った実績がある訳ではなく、けれど、僕が独立系ファンドを数年内に持ってやっていけるならば、多分多くの大企業の人間は独立しても食って行けるように思う。そんなところ証明したいと思っています。
①、②が会社を出たその大きな理由です。
■前職の上司のこと
前職の上司を僕はとても尊敬しています。僕が如何にダメだったかを滅茶苦茶叩いてくれたからです。とても厳密で、現実的で、仕事が早く、面白く、アツイ人でした。
こんな風な上司になりたいと言う思いは持ち続けたいし、自分が本当に困ったときは何度でも必ず相談に行きたいと思う。
その上司の話の中でも本当に大好きな話があります。上司が投資先の役員をやっていた会社の上場の時の話です。
上場までの軌跡の話はもちろんそれはエキサイティングな話であり、最高の話だが、特に上場の瞬間の話である。
あまり同業の方で無いと馴染みのない話でしょうが、通常株式市場に上場する際には証券取引所で社長以下、経営陣などを中心に「上場の鐘」を5回鳴らすことが出来るものです。通常、社長がベンチャーキャピタルにお世話になったと考えた場合など、ベンチャーキャピタリストの担当者が鐘を鳴らすこともありますが、経営陣や現場社員で事業に対する貢献度の高い方が5人以上いて当たり前ですし、ベンチャーキャピタルが10社以上入っていることなどもザラなので、社長から信頼を得ていなければキャピタリストが鐘を鳴らすことはあまりありません。
ベンチャーキャピタリストの投資担当としては、上場時に鐘を鳴らすことが一つの夢や信頼の証とも言える側面があると認識しています。
僕の前職の上司(Aさん)は投資先の役員をしていた会社の上場レセプションにて、
同社社長、役員、Aさんが計4回鐘を鳴らし、最後の1回を同社の社長が「最後の一回はAさんと一緒に鐘を鳴らしたい」と言われ、最後の1回を同社社長と一緒に鳴らしたといいいます。
この話が僕は本当に大好きで、聞くたびにこんな風になりたいと思います。日本のベンチャーキャピタリストでも鐘を同時に2回鳴らした人間は他にそう多くは無いのでは無いかと思います。
深い付き合いをしている友人には言っているつもりですが、僕は前職の会社に入って本当に良かった。
「この業界で」、「この会社で」、「このタイミングに入ったこと」が。
前職の会社にて目立った成果は出せなかったけれど、今の全ての出会いが無ければ今お付き合いしているすべての人との出会いなどは無いでしょうし、新しい取り組みもすべて無かったと思うから。
何よりこの最高の上司と出会えなかったはずだから。Aさん並びに僕と一緒に仕事をしてくれたチームの皆様、本当にお世話になりました。また一緒に仕事をしたいと思っております。
■最後に
とても長くなりましたが今後もより一層トライしていきます。
新しい一歩を踏み出すに辺りブログも新しく立ち上げました。
ブログ名は「黄金の鐘を鳴らせ!」にしました。
前職の上司の話の「鐘を鳴らす」というエピソードにも大きな刺激を受け、また、僕はワンピースの空島の「黄金の鐘を鳴らす」というシーンが大好きなんです。
新規上場が激減している、この市場ですが、「黄金の鐘は空にあったんだ」そんな風に思わせるような、これまでに無い手を模索していきたい。上場を目指す会社ばかりでは無いと思っていますが、(黄金の)鐘を鳴らすくらいの事業進捗における天王山とも言える経験や場面を僕も一緒に作っていきたい。そんな風な思いから名前をつけました。
今後は仕事で思ったところを以前よりもっともっと発信していくつもりです。皆様引き続きよろしくお願いします。
(2011年8月2日 木下慶彦)


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